目 的
科学には、誰もが楽しめ、不思議さ、驚きを感じる要素がある。実際に科学実験を体験することにより、科学の持つ魅力を実感し、発見の喜びを味わえることをねらいとする。
効 果
学校で理科の授業を受けていない障害児にとって、科学実験は非常に魅力的であり、障害の程度にかかわらず誰もが一緒になって新鮮な気持ちで実験に取り組んでいる。健常児においても学校では実験をする機会が少ないせいか、とても刺激のある内容であり一緒になって楽しむことができる。実験操作をする際、健常児と障害児が一緒になって行うことで、科学を通じて互いの交流が深まっている。
(財)日本科学技術振興財団・科学技術館からの参観もあり、障害児も対象に含めた科学教室の開催の可能性を示せた。さらに、小児病棟の看護婦・保母の参加もあり、病院に入院している子供たちでも楽しめる科学実験の情報を提供する場として大きな役割を果たしている。
第1回10月25日 「化学で写し絵・不思議な紙に絵を描こう」
講師:片江安己先生(都立竹早高等学校教諭)
第2回11月8日 「ドライアイスを楽しもう」
講師:山口晃弘先生(世田谷区立駒留中学校教諭)
第3回12月13日 「ペットボトルのロケットを飛ばそう」
講師:片江安己先生(都立竹早高等学校教諭)
第4回12月23日 「カラフルなキャンドルをつくろう」
講師:中野真理子氏(ほくでん「おもしろ実験室」)
第5回1月10日 「身近な材料で電池をつくろう」
講師:山口晃弘先生(世田谷区立駒留中学校教諭)
第6回3月14日 「牛乳パックで望遠鏡をつくり、宇宙に目を広げよう」
講師:谷田貝秀雄先生(文京女子大学中学高等学校教諭)
協 賛 キリン福祉財団
協 力 文京区社会福祉協議会・文社協ボランティアセンター